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静岡県知事選後、ツイッターに「中傷」相次ぐ 「リニア遅れは静岡のせい」…県民が反論

 川勝平太知事(72)が4選を決めた20日の静岡県知事選後から、ツイッター上で「リニア中央新幹線の開業遅れは静岡県民のせい」などと誹謗(ひぼう)中傷する投稿が相次いでいる。これまでにも県民を非難する書き込みはあったが、今回は県民とみられる投稿者が反論を書き込んで応戦。ツイッターで頻繁につぶやかれる「トレンドワード」の上位に「静岡県民」が一時入った。
 書き込みは投票が締め切られ、テレビで川勝知事の当選確実の速報が出始めた20日午後8時すぎから増えだした。「リニア開通妨害は静岡県民の総意と判断した」「経済が回らなくなる」などと批判する内容。「売国奴」「県民は頭がおかしい」など、県民性を否定するような書き込みもあった。
 これに対し、「JR東海が科学的根拠を示せればリニア工事はできる」「大井川水系に影響が出ることを懸念しているだけ」など県民とみられる反論の投稿があった。県民性を中傷した投稿には、不快感を示す反応が多くみられた。
 リニア事業主体のJR東海は東京・品川-名古屋間の2027年開業を計画している。延期は不可避とされるが、JR側は開業遅れを明確に示していない。大井川の流量減少問題については、国土交通省専門家会議が昨年4月から中下流域の水利用に影響があるかを議論していて、結論を出していない。

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