継続か刷新か 静岡県知事選投開票、大勢判明は深夜見通し

 任期満了に伴う静岡県知事選は20日、投開票される。4選を目指す無所属現職の川勝平太氏(72)に無所属新人の前参院議員岩井茂樹氏(53)=自民推薦=が挑む構図で、3期12年の川勝県政の継続か刷新かが最大の争点。大勢判明は20日深夜になる見通し。

立候補者の最後の訴えを聞く有権者=19日午後、浜松市中区
立候補者の最後の訴えを聞く有権者=19日午後、浜松市中区
川勝平太氏/岩井茂樹氏
川勝平太氏/岩井茂樹氏
立候補者の最後の訴えを聞く有権者=19日午後、浜松市中区
川勝平太氏/岩井茂樹氏

 川勝氏はリニア中央新幹線工事に伴う大井川流量減少問題と新型コロナウイルス禍を「県民の命に関わる危機」と表現し、県政の継続を主張。岩井氏は人口や工業製品出荷額の減少を引き合いに「県全体に閉塞(へいそく)感が広がっている」と指摘し、県政刷新を訴えている。
 川勝氏は政党の推薦を受けず、政党色を前面に出さない選挙戦を展開。立憲民主、国民民主両党県連は側面的に支援し、連合静岡が推薦する。共産党県委員会は自主的支援を表明している。一方の岩井氏は知事選では12年ぶりに自民党本部が推薦し、党挙げての組織戦を繰り広げる。連日、閣僚経験者や派閥の領袖が弁士として応援に入り、支持拡大を呼び掛ける。
 新型コロナ下の選挙で投票率が注目される。与野党対決の構図で両陣営からは投票率アップへの期待も聞かれる。前回2017年の46・44%を上回るかが焦点になる。
 投票は19日に繰り上げ投票を行った熱海市初島を除く県内1155カ所で行われる。一部を除いて午前7時から午後8時まで。開票は午後8時から9時半にかけて各市区町で順次始まる。
 10日現在の選挙人名簿登録者数は305万8989人(男150万2865人、女155万6124人)。
 18日までに全登録者数の13・03%に当たる39万8727人が期日前投票を行った。

 ■立候補者と主な公約
 川勝平太(かわかつ・へいた)氏 72歳 無現③
 ▽現=知事、県スポーツ協会長、県観光協会長▽元=静岡文化芸術大学長、国際日本文化研究センター教授、早大政経学部教授
 京都府出身。英オックスフォード大大学院博士号。静岡市葵区安東

 リニア問題の科学的根拠に基づいた対話▽南海トラフ地震の想定犠牲者ゼロを目指す▽感染症専門病院の整備▽県立高改革▽環境と経済の両立▽移住希望先日本一にふさわしい地域づくり▽サイクルスポーツの聖地創造

 岩井茂樹(いわい・しげき)氏 53歳 無新、自民推薦
 ▽現=無職▽前=参院議員▽元=国土交通副大臣、経済産業兼内閣府兼復興政務官、富士常葉大非常勤講師、参院議員秘書、建設会社社員
 名古屋市出身。名古屋大大学院修了。三島市富士ビレッジ

 ワクチン早期接種と医療提供体制の確保▽リニア問題での建設的な対話▽女性が活躍できる社会づくり、女性副知事登用▽国との連携による道路整備▽トップセールスでの企業誘致、農産品販促▽県内観光促進

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