「聖火リレー感染対策徹底を」静岡県内ステージ3維持 医療関係者訴え

 静岡県は18日、県内の新型コロナウイルスの感染状況について2番目に深刻な「ステージ3」(感染急増)を維持した。関係者によると、改善傾向にあるものの、引き下げによる緩みで状況が再び悪化するのを懸念し、据え置いた。県内では23日に東京五輪聖火リレーが始まる。医療関係者は「リレーが感染拡大の原因になることは許されない」として、徹底した感染対策を主催者に求める。

静岡県庁
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 「人流をコントロールできない状況になったら即中断すべきだ」
 県病院協会の毛利博会長が指摘する。リレーは俳優広瀬アリスさんやアイドルグループ「ももいろクローバーZ」の百田夏菜子さんら著名人がランナーに名を連ね、沿道などに人が集まることが予想される。毛利会長は感染力の強い変異株を念頭に、観覧者に「1密でも回避する行動を」と呼び掛ける。
 静岡市立静岡病院の岩井一也感染管理室長は「イベントなどは基本的に中止などの制限を受けるべきでない」との立場。このため聖火リレーの実施も歓迎するが、「自粛を強いられている県民には(リレー実施に)納得できない人もいる。万全の感染対策が大前提」と強調した。
 聖火リレーは県内22市町を走行するルートで3日間行う。実行委は感染対策としてネット配信の視聴を推奨し、沿道には延べ約3千人の整理員を動員してマスク着用や拍手での応援を求める。
 県オリンピック・パラリンピック推進課の担当者は「大会組織委の指針に基づいて対応する。きちんとした体制で臨みたい」と話した。
 (社会部・河村英之)

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