テーマ : 沼津市

静岡県知事選、20日投開票 川勝氏 岩井氏 支持獲得へ追い込み

 任期満了に伴う知事選は20日に投票が行われ、即日開票される。2氏が立候補し、4選を目指す現職の川勝平太氏(72)が先行し、新人で前参院議員の岩井茂樹氏(53)=自民推薦=が追う展開になっている。

県政運営の継続を訴える川勝平太氏=18日午後、浜松市南区/国との連携の必要性を訴える岩井茂樹氏=18日午後、沼津市内
県政運営の継続を訴える川勝平太氏=18日午後、浜松市南区/国との連携の必要性を訴える岩井茂樹氏=18日午後、沼津市内

 3期12年の川勝県政の継続か刷新かが問われる。新型コロナウイルス対策やリニア中央新幹線工事に伴う大井川の流量減少問題、経済活性化策など争点は多岐にわたる。
 川勝氏はコロナ対応とリニア問題を主な争点に掲げ、支持の拡大を目指す。県議会会派ふじのくに県民クラブの無所属議員を中心とした選対本部が選挙活動を支える。立憲民主、国民民主の両党県連が支援し、連合静岡が推薦する。
 当初、公務を優先すると発言していたが、日を追うごとに街頭演説や企業・団体回りを本格化させた。18日は浜松市内の幹線道路沿いなどで街頭演説を重ね、コロナやリニア問題に触れ「危機の時にトップが代わると現場が混乱する」と県政の継続を訴えた。
 岩井氏は市町、国との連携強化、ここ10年で落ち込んでいる工業製品出荷額の回復など「稼ぐ力」の強化、人口減少対策などを訴える。12年ぶりに党本部推薦を出した自民党の全面支援を受け、組織戦を展開している。
 県内35市町すべてを回り、53歳の若さを強調し、県政刷新を訴える。18日は地元の三島市を皮切りに沼津市、富士市と県東部の大票田で街頭演説を行い、「静岡県は暗い雰囲気が覆っている。停滞と閉塞(へいそく)感を打ち破り、静岡の未来を取り戻す」と声を張り上げた。

 川勝平太(かわかつへいた)氏 72歳 無現③
 ▽現=知事、県スポーツ協会長、県観光協会長▽元=静岡文化芸術大学長、国際日本文化研究センター教授、早大政経学部教授 京都府出身。英オックスフォード大大学院博士号。静岡市葵区安東

 岩井茂樹(いわい しげき)氏 53歳 無新
 ▽現=無職▽前=参院議員▽元=国土交通副大臣、経済産業兼内閣府兼復興政務官、富士常葉大非常勤講師、参院議員秘書、建設会社社員 名古屋市出身。名古屋大大学院修了。三島市富士ビレッジ

いい茶0

沼津市の記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞