県立工科短期大学校 技能実習に力 最新設備で即戦力輩出 生産現場の進化に対応

 4月に開学した県立工科短期大学校(静岡、沼津キャンパス)は、最新設備を用いた技能実習に力を入れている。新型コロナウイルス禍後に経済活動が平常化し、生産現場で人材不足が再び顕在化する事態を見据え、先端技術や知識、技能を備えた即戦力の輩出を目指す。

3DCADを用いた実習に取り組む学生たち=17日午前、静岡市清水区の県立工科短期大学校静岡キャンパス
3DCADを用いた実習に取り組む学生たち=17日午前、静岡市清水区の県立工科短期大学校静岡キャンパス


 静岡市清水区の静岡キャンパスは開学に合わせて校舎を新築した。3次元機械設計(3DCAD)システムを搭載したパソコン一式や自動旋盤、高精度の切削加工機などを新規導入し、進化する生産現場に対応した技術者育成に適した環境を整えた。
 機械・制御技術科の学生たちは、工作機械や産業用ロボットの設計・製作、保守管理に必要な知識や技術の習得に励んでいる。17日は前身の県立清水技術専門校時代から学ぶ2年生4人が3DCADを使い、製図した部品同士を組み合わせた際の動作検証などに取り組んだ。
 同校は2年制で、学生個々のレベルに応じた指導が行き届く少人数教育を採用しながら、授業料は年額約24万円と全国で最も安い水準に設定した。柳下福蔵校長は「実技教育で確かな技術を身に付けた人材を地域企業に送り出し、本県ものづくり技術の継承を支えたい」と話した。
 (経済部・栗原広樹)

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