マスクのDNA型一致で逮捕に至る 2008年のコンビニ強盗事件 静岡地裁初公判

 焼津市のコンビニで2008年12月、男性店員に刃物で切り傷を負わせて現金19万4千円を奪ったとして、強盗致傷の罪に問われた川崎市川崎区、無職の男(64)の裁判員裁判初公判が14日、静岡地裁(伊東顕裁判長)で開かれ、被告は起訴内容を大筋で認めた。

静岡地裁
静岡地裁

 冒頭陳述で検察側は、被告が08年8月に静岡県内の派遣会社を辞め、焼津市内の公園などで寝泊まりする中で「強盗しようと決意した」と説明した。20年になってから、犯行現場近くに落ちていたマスクに付着したDNA型と被告の型がほぼ一致したことが分かり、逮捕に至ったことを明らかにした。
 強盗致傷罪が成立することに争いはなく、量刑が争点。男性店員のけがについて、検察側は「被告ともみ合ったためにできた」と指摘している。一方で、被告は罪状認否で「もみ合いになっていない」と述べ、弁護人も「驚いた被害者が刃を触ってしまったためにけがをしたと思われる」と主張した。

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