五郎丸さん「静岡県から世界に発信するクラブに」 ヤマハ発動機ラグビー、フロント入り

 今季限りで現役引退したラグビー元日本代表FBでトップリーグ(TL)ヤマハ発動機の五郎丸歩さんは14日、浜松市内で開いた会見で2022年に始まる新リーグに向けヤマハ発が立ち上げるチーム運営会社で役職に就くと表明した経緯を語った。五郎丸さんは「企業色が強いとファンが付きづらい。海外クラブも経験し日本との差を肌で感じた。静岡県から世界に発信できるクラブを目指す」とフロント入りを決めた理由を説明した。

ヤマハ発動機の大戸主将(左)から花束を贈られて笑顔を見せる五郎丸さん=浜松市中区
ヤマハ発動機の大戸主将(左)から花束を贈られて笑顔を見せる五郎丸さん=浜松市中区

 ヤマハ発は23日に新会社の設立について会見を開き、詳細を説明する。五郎丸さんは今後の進路選択で現場の指導者かフロント入りかで悩んだと明かし「マネジメントの方がわくわくすると感じた。子どもたちへの普及はしたいが、指導者には戻らない決意」と覚悟を示した。7月1日からの契約で新たな舞台で仕事を始める。
 新会社の社長に就任する山谷拓志氏(現茨城ロボッツ・スポーツエンターテインメント社長)から「アンバサダーではなく、ベースの部分からクラブ経営を学んでほしい」と言われたとし「チケットの企画から。最終的には社長になれる実力をつけたい」と語った。
 12日にエコパスタジアムで行われた日本代表戦後に早大、ヤマハ発時代の恩師、清宮克幸氏にあいさつし「次のステージでもお世話になります」と伝えたと紹介した。
 会見の最後には長年苦楽をともにした大戸裕矢主将から花束を受け取った。五郎丸さんは「最終戦で自分のプレーを見せずに引退したがこれも人生。悔しさを次のステージに生かす。やり尽くした」とすがすがしい表情を見せ、会場を去った。
 (名倉正和)

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