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特集 : こち女

記名、記名、記名 算数ボックス、おむつ、袋…【こち女ボイス】

 息子の名前シールが付いたブロックが、割ときれいなまま用済みとなって、自宅の床に散乱しています。2年前の小学校入学時に購入した「算数ボックス」に入っていた物です。それを見て思い出さずにはいられません。入学前、それら全ての備品一つ一つに、655枚もの名前シールを貼ったことを。気が遠くなりました。
 北欧の保育園を利用したことのある知人が言っていました。「手ぶらで登園すれば良かった。園で必要な物は園が用意してくれる。日本と大違い」。日本の保育園ではおむつはもちろん、日々の汚物を入れるポリ袋一つ一つまで、全部記名して持参せねばなりません。入学後も、例えば計算カード一枚一枚に全て名前を書いてくるよう求められます。授業で使う物はクラスで共有すればいいと思いますが、なぜそうしないのか不思議です。
 日本の保育や教育には、そんな、何十年も変わらず「当たり前のように親に課せられる作業」がたくさんあります。一つ一つは微々たる作業だからこそ、いっこうに改善されないのでしょうが、「ちりも積もれば山となる」。はっきり言って、大変です。
 (伊豆田有希)

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