なでしこ8発大勝 杉田(藤枝順心高出)が代表連続ゴール サッカー女子国際親善試合

 サッカー女子の国際親善試合は10日、エディオンスタジアム広島で行われ、国際サッカー連盟(FIFA)ランキング11位の日本は同31位のウクライナに8-0で大勝した。

日本―ウクライナ 後半35分、6点目を決め笑顔を見せる杉田(中央)=エディオンスタジアム広島
日本―ウクライナ 後半35分、6点目を決め笑顔を見せる杉田(中央)=エディオンスタジアム広島
日本―ウクライナ 後半、左サイドで競り合う遠藤(中央)=エディオンスタジアム広島
日本―ウクライナ 後半、左サイドで競り合う遠藤(中央)=エディオンスタジアム広島
日本―ウクライナ 後半35分、6点目を決め笑顔を見せる杉田(中央)=エディオンスタジアム広島
日本―ウクライナ 後半、左サイドで競り合う遠藤(中央)=エディオンスタジアム広島

 日本は開始早々に初出場の塩越(三菱重工浦和)が先制し、岩渕(アーセナル)や宝田(スピリット)が加点。塩越の自身2点目もあり、前半で4ゴールを奪った。後半もボールを支配し、岩渕や杉田(INAC神戸、藤枝順心高出)、田中(レーバークーゼン)、籾木(レイン)が得点を重ねた。
 日本は13日にカンセキスタジアムとちぎで世界28位のメキシコと対戦する。

日本 8(4―0 4―0)0 ウクライナ
▽得点者【日】塩越2(前5分、前41分)岩渕2(前30分、後13分)宝田(前38分)杉田(後35分)田中(後44分=PK)籾木(後45分)
▽観衆 796人

 【評】ボールを支配した日本が大量8点を奪った。前半5分、敵陣での奪取から塩越が先制。クロスやCKから岩渕、宝田らが加点。後半途中からはより攻撃的な布陣に変え、杉田らが決めた。ウクライナは攻撃の起点をつくれなかった。

■杉田(藤枝順心高出) 代表連続ゴール
 気温30度を超える暑さでウクライナの足は止まっていたが、好機を一発で仕留めた。後半35分。後半22分から途中出場した杉田(INAC神戸、藤枝順心高出)はCKのこぼれ球に素早く反応。左足で6点目を豪快にたたき込んだ。代表初得点を挙げた4月のパナマ戦からの連続ゴール。「得点は狙っていた。いい結果が出て良かった」と声が弾んだ。
 以前は神戸でも、代表でもボランチに入ることが多かったが、この日、高倉監督から求められたのは攻撃的ポジション。4-4-2だったシステムを杉田の投入直前に、4-1-4-1に変更。ボランチより前めの中盤の真ん中に入り、前線へ効果的なパスを送った。
 神戸での練習も最近はFWに入る機会が増え、杉田は「得点を狙う意識がついてきた」と胸を張った。格下相手だったとはいえ、指揮官は「相手が引いた中でいかに点を取るか。多くの選手が点に絡んでくれたのが収穫」と手放しで喜んだ。
 後半31分から出場した遠藤(日テレ東京V、JFAアカデミー福島出)も8点目をアシストするクロスで存在感を示し、首脳陣をうならせた。出番がなかったGKスタンボー(大宮、JFAアカデミー福島出)も代表入りを狙う。指揮官は「成長を楽しんで思い切ってプレーしてほしい」。五輪メンバーは18人。最後の生き残り競争でレベルアップを期待している。
 (名倉正和)

■ウクライナ 暑さに苦しむ
 慣れない日本の暑さがウクライナを苦しめた。気温33・1度で試合開始は午後3時15分。ジンチェンコ監督は「暑さはかなりストレスだった。この時間帯に試合をする目的が理解できない」と憤りをあらわにした。
 来日したのは7日で、気候に慣れるには時間が足りなかった。シュートわずか2本で大敗し「なぜ私たちを呼んだのか疑問に思う。これから5日間くらい、暑さの後遺症と闘うことになる」と話した。

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