遠州灘・ルアー釣り 真っ向勝負!! 60キロキハダ【魚影を追って】

 5月上旬、好調なキハダマグロを求めて夜明けとともに遠州灘へ船を走らせた。

釣り上げた60キロ(上)などのキハダマグロ
釣り上げた60キロ(上)などのキハダマグロ
釣り上げた60キロ(上)などのキハダマグロ
釣り上げた60キロ(上)などのキハダマグロ
使用した仕掛け
使用した仕掛け
今回の釣り場 遠州灘
今回の釣り場 遠州灘
釣り上げた60キロ(上)などのキハダマグロ
釣り上げた60キロ(上)などのキハダマグロ
使用した仕掛け
今回の釣り場 遠州灘

 目的の潮に近付くと魚探のベイトの反応は次第に濃くなり、キハダマグロの気配も漂い出した。最初の鳥山ではキハダマグロは確認できず、低速で移動しながらチャンスを探す。
 数羽の海鳥が海面で小魚をつついたのを見逃さず、水面を凝視すると直下でギラリとキハダマグロがヒラを打った。すぐさま「船の前の鳥の所に投げて」と指示。ダイビングペンシルが思い通りの場所へ着水し、一度目のアクションからステイを入れた瞬間に、水しぶきとともに海中へ沈んだ。
 ラインを送り込みながらフッキングのタイミングを待ち、魚が反転したのと同時に合わせを入れると、大型のスピニングリールからドラグ音と共にラインが引き出された。
 安定したテンションを保つようにロッドとリールを一定のリズムで操作し、確実に魚との間合いを詰めていく。数分後、船の下に円を描きながら泳ぐキハダマグロが見えた。魚は最後の抵抗を見せ、なかなか浮いてこない。
 もう一周もう一周と声を掛け続けて銛[もり]を放つタイミングをうかがい、魚が水面に顔を上げてグラッと横を向いた瞬間に勝負あり。銛先がエラを射抜いた。ギャフをかけて船中へ引きずり上げたキハダマグロは、後の計測で51キロあった。
 次のチャンスを探すが、まったりとした時間だけが続く。帰港の時刻となり浜名湖へ向かい走り始めた数分後、前方の水面が白く波立ち、キハダマグロが激しく跳ね出した。船を寄せてもナブラの勢いは弱まらず、キャストしたペンシルに次々に襲い掛かる。「食った」の声に歓喜のドラグ音が鳴り響き、大きくしなるロッドが最高の時を知らせてくれる。落ち着いたファイトでキハダマグロを引き寄せ、次の魚を狙う。
 キャストを再開した瞬間「食ったよ~」の声。かなりの大物のようで、ゆっくりとファイトするように言い、見守る。ロッドがバット部分からしなり、アングラーに「あと40メートルだ。頑張れ」と声を掛ける。
 ジリジリとした魚との格闘が続いた後、鋭い突っ込みが一段落。ここが勝負所と残りの気力と体力を使い一気に浮かせ、長かった勝負に決着がついた。3人がかりで船に引きずり上げたキハダマグロは見事なサイズで、梅雨明けのハイシーズンを思わせるようだった。マリーナで計量すると60キロあり、体色も良かった。
 例年ならまだカツオがメインの季節だが、今年はキハダマグロが濃い。しばらくは追い続けたい。
 問い合わせはTrust<電080(5294)5910>へ。
 (岡田高雄・Trust船長)

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