海外勢もうすぐ静岡へ シンガポール卓球、27日島田入り 「安心して合宿を」準備入念

 東京五輪・パラリンピックの出場国・地域を全国各地の自治体が受け入れる事前合宿。新型コロナの影響で中止や規模縮小を余儀なくされる中、県内では27日に来日するシンガポール卓球選手団を受け入れる島田市が県内初のケースとなる見込みだ。9日時点で同市を含めた13市が準備を進める。職員は「安心して練習に打ち込んでほしい」と感染防止対策の徹底を図りつつ、練習風景の見学など可能な範囲での交流を模索している。

練習会場の受け入れ準備を進める職員=8日、島田市総合スポーツセンター「ローズアリーナ」
練習会場の受け入れ準備を進める職員=8日、島田市総合スポーツセンター「ローズアリーナ」

 シンガポールの卓球選手団はメダル候補も含めた男女の選手4人に監督、練習パートナーを加えた計18人が6月27日~7月18日に島田市に滞在する予定。宿泊先のホテルは1フロアを貸し切り、期間中は原則、ホテルと練習会場の市総合スポーツセンター「ローズアリーナ」の往復のみ。選手は毎日PCR検査を受ける。期間中の買い物は職員が代行し、選手がエレベーターに乗る際も同行するなど徹底して一般客との接触を避けるという。
 対面式の交流は行わないが、「一流のプレーを見ることのできるチャンス」(市文化資源活用課)としてメインアリーナ2階席からの見学を受け入れる方針。会場には、市民に親しみを持ってもらおうと選手の紹介パネルを展示した。
 袋井市にはアイルランドの選手団が7月5日から入る。陸上、バドミントン、乗馬など種目も多く、スタッフを含め予定通り来日すれば約100人と規模が大きい。スポーツ政策課の担当者は「感染症対策を考えると職員の増員も難しい」と苦悩を語る。選手と市民の動線を分けることが可能なエコパスタジアムでの見学受け入れを計画中だ。
 7月10日以降4競技79人のブラジル選手団を受け入れ予定の浜松市も「ホストタウンとして何らかの市民交流は実現したい」(市スポーツ振興課)という立場だが、担当者は「日本のワクチン接種が遅れているという面で選手側の警戒感もある」と明かす。観客席と会場でマイクを使ったやりとりなどが可能か、慎重に協議を進めているという。
 (島田支局・中村綾子)

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