伊豆の海中、広がる魅力 沈没船、魚の群れ… 動画で発信 沼津の水中写真家

 沼津市内浦重須の水中写真家茂野優太さん(29)が、動画を通じて伊豆の海の魅力を発信している。新型コロナウイルス禍で外出など自粛が続く中、見た人の癒やしにつなげたいと投稿を始めた茂野さん。「身近にある美しい光景をダイバー以外の人にも知ってほしい」と思いを語る。

伊豆の海の魅力を美しい映像で発信する茂野優太さん=5月下旬、沼津市内
伊豆の海の魅力を美しい映像で発信する茂野優太さん=5月下旬、沼津市内

 動画は、伊豆半島各地のダイビングスポットで撮影した。西伊豆町田子のソフトコーラルやキンギョハナダイの群れ、熱海市沖の海底に横たわる巨大な沈没船など、伊豆ならではの水中の光景を紹介している。
 昨年5月から無料投稿サイト「ユーチューブ」で配信し、1年間で総再生回数は9万回を超えた。投稿した動画は沖縄や神奈川などの海を含めて現在43本に上り、登録者数は約2千人に増えた。「潜りに行きたくなった」「冒険心がくすぐられる」など反響が寄せられ、動画を見てダイビングを始めた人もいるという。
 茂野さんは横浜市出身。大学時代に沼津市の大瀬崎の海で潜り、ダイビングの魅力にひかれて毎週のように沼津へ通った。2016年に勤務先の銀行を退職し、インドネシアで半年間かけてダイビングや水中撮影の技術を磨いた。国内に戻ってインストラクターなどの経験を経て、昨年4月に沼津市に移住し、水中写真家としての活動を始めた。
 “アンダーウオータークリエイター”を名乗り、ブログやインスタグラム、ツイッターなどSNSの特性を使い分けた情報発信に取り組む。茂野さんは「四季の変化が大きく奥深い伊豆の海の魅力を、写真や動画、文字など紹介する対象によって伝わりやすい方法で届けていきたい」と意気込んでいる。
 (東部総局・山川侑哉)

 

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