静岡県知事選 立候補者の横顔 川勝平太氏 コロナ後へ かじ取り

 新型コロナウイルス感染拡大に伴い、あらためて在り方が問われている東京一極集中。4期目へのキャッチフレーズに「東京時代から静岡時代へ!」を掲げ、コロナ後を見据えた県政運営のかじ取りに意欲を示す。

川勝平太氏
川勝平太氏

 静岡県初の学者知事として政界に入り3期12年。「学問しながらの政治。静岡県というフィールドを単に学ぶのではなく、良くするのが知事に与えられた仕事」と現場主義を貫く。静岡空港の全面開港、富士山の世界遺産登録、東京五輪・パラリンピックの本県開催決定と、県政史に残る出来事に立ち会った。
 継続課題となるリニア中央新幹線問題を4選出馬の理由の一つに挙げ、最大の争点と位置付ける。出馬表明後に作成した公式ウェブサイトやビラには「言うべきことは、はっきりと言う!」と明記。JR東海や国土交通省の対応が不十分だとして、舌鋒(ぜっぽう)鋭く追及する姿勢が象徴的だ。
 明治の「五箇条の御誓文」の第1条「広く会議を興し、万機公論に決すべし」が政治信条。「すべての人の意見をよく聞き、権限を持つ人が決めるのが民主主義の根本」と持論を語る。一度に複数人の話を聞き分けたと伝わる聖徳太子を尊敬する人物に挙げる。
 古希を過ぎても健康でいられる秘訣(ひけつ)は「早寝早起きの規則正しい生活」。大の日本酒党として県内の地酒をこよなく愛するが、コロナ禍で宴席と縁遠い日々を送る。
 静岡市葵区の公舎で夫人と2人暮らし。休日は夫人と共に近所の賤機山に登り、末広がりの富士山を拝む。選挙戦に当たっては「家内の理解がすごくありがたい」と感謝の言葉を口にする。

 京都府生まれ。英オックスフォード大大学院博士号。早大教授、国際日本文化研究センター教授、静岡文化芸術大学長を歴任した。2009年の知事選で初当選し、3期目。県スポーツ協会と県観光協会の会長を務める。

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