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孤立の少女に安らぐ居場所を 社会福祉士、静岡・駿河区に開設

 静岡市清水区の独立型社会福祉士事務所「子どもと家族の相談室 寺子屋お~ぷん・どあ」(川口正義代表)は、中高生世代を中心とした少女の居場所「とらすとホ~ム アシロスの家」を同市駿河区に開設した。川口代表は「コロナ禍で一層、厳しい状況に置かれた家庭の中で、居場所のない子どもたちがいる。深夜まで出歩くなどし、性暴力や犯罪に巻き込まれるのを防ぎたい」と力を込める。

「とらすとホ~ム アシロスの家」の活動について打ち合わせをする川口正義さん(左上)とスタッフ=4月中旬、静岡市駿河区
「とらすとホ~ム アシロスの家」の活動について打ち合わせをする川口正義さん(左上)とスタッフ=4月中旬、静岡市駿河区

 アシロスの家は川口さんが借りた一戸建てで、月、木、土曜の夕方から夜にかけて開く。社会人スタッフや学生ボランティアと一緒に食事作りをしたり、一人でゆったりと過ごしたりする時間を提供する。川口さんを含め、複数のスタッフは静岡市のスクールソーシャルワーカーを務めている。必要に応じて学校や児童相談所など関係機関とも連携を図る。
 川口さんによると、経済的困窮や虐待、保護者の精神疾患など過酷な家庭環境から逃れるために、子どもが家出したり、深夜まで仲間と遊んだりしたりして、性暴力被害などに遭うケースがある。「子どもはSOSを伝える方法を知らない」と指摘し、支援を必要とする子どもやニーズを掘り起こしていくという。
 居場所では、虐待などの理由で児童養護施設に入所経験があり、家庭に戻った子どもなども受け入れる。川口さんは「子どもたちを守り、信頼関係を育むことができる『安心・安全な関係と場』を作っていく」と決意を語った。
 (大滝麻衣)

 

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