認知症高齢女性を保護 大仁署、中村さん(伊豆)に感謝状

 徘徊(はいかい)していた高齢女性の保護に協力したとして、大仁署は2日、伊豆市の会社員中村紀子さん(57)に署長感謝状を贈った。

鈴木署長から感謝状を受け取る中村さん(左)=大仁署
鈴木署長から感謝状を受け取る中村さん(左)=大仁署

 同署によると、中村さんは5月6日朝、勤務先に車で向かう途中に同市修善寺の歩道でぐったりと座り込む80代女性を発見。女性は認知症を患い、名前しか言えなかったものの近隣の地名を知っていたため、車に乗せて約20分間、自宅の捜索に協力した。結果的に自宅は見つからず、警察に引き継いだ。女性は雨露にぬれた状態で、中村さんが声を掛けなければ命に危険が及ぶ可能性があったという。
 女性は捜索願が出されていた愛知県在住者と判明し、その日のうちに家族に引き渡された。同署で鈴木光弘署長から感謝状を受け取った中村さんは「女性が家族の元に帰れてほっとした。自分の母も高齢なので、名前や住所が分かるものを持っているか確認した」と話した。鈴木署長は「家族は本当に心配していた。勇気ある行動に感謝したい」とたたえた。
 同署によると、今年1~5月に管内で発生した保護事案40件のうち、半数の20件が認知症患者。署は管内2市と高齢者の情報を共有するなどの対策を進めている。

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