ノジマ社長、スルガ銀行副会長を辞任 29日の総会待たず

 スルガ銀行筆頭株主の家電量販大手ノジマ(横浜市)は1日、野島広司社長(70)が同日付でスルガ銀の社外取締役副会長を辞任したと発表した。資本業務提携を結んでいる両社の経営方針を巡る対立が表面化し、スルガ銀は株主総会(29日開催予定)を受けて野島氏退任の人事案を示していたが、株主総会を待たずにノジマ側が関係解消を図った。

スルガ銀行
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 野島氏の辞任で、ノジマの持分法適用関連会社からスルガ銀が除外となった。
 ノジマの広報担当者は「地域貢献の考え方や、新たなリテール(個人取引)商品の開発に対する方向性などで意見の相違があった」と説明。一方、資本業務提携の解消に向けた協議は継続中で、現時点でノジマが保有するスルガ銀株の売却などの動きはないとしている。
 スルガ銀は同日、野島氏の辞任届を受領したと発表した。担当者は「今後の協議に関しては真摯(しんし)に対応する」とした。
 ノジマは2019年10月、スルガ銀の創業家が保有していた全株式を取得し、筆頭株主になった。野島氏は昨年6月から、代表権のないスルガ銀の社外取締役と副会長に就任していた。
 (東部総局・薮崎拓也)

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