グループホーム 医療ケアに特化 富士宮に1日開所 清さん(ALS患者)夢実現

 運動神経が失われ全身が動かせなくなっていく難病・筋萎縮性側索硬化症(ALS)。富士宮市のALS患者の清しお子さん(67)が準備を進めてきた医療的ケアに特化したグループホーム「ケアサポート志保」がこのほど同市野中に完成した。6月1日にオープンし、入居が始まる。

グループホームの完成を祝う清しお子さん(左)と雅英さん=富士宮市野中
グループホームの完成を祝う清しお子さん(左)と雅英さん=富士宮市野中


 2016年にALSとの診断を受けた、しお子さん。医療的ケアが必要な人や難病を抱える人の受け入れ可能な入居施設が極めて少ない現状を知り「無いなら自分で造ろう」と決意した。自身が代表を務める株式会社志保を立ち上げ、訪問看護事業所を開設。今年5月に、念願の医療的ケアに特化したグループホーム建設に至った。
 完成したグループホームで開かれた竣工(しゅんこう)式で、しお子さんは「ただただありがたい思いでいっぱい。この施設を成功させることが私の使命」と涙を浮かべた。竣工式当日に67歳の誕生日を迎えたことからも「何よりのプレゼント」と喜び、「施設内に診療所を併設することが次なる夢」と力を込めた。同席した夫の雅英さん(72)も「自慢の妻です」と笑顔を見せた。
 グループホームの入居定員は6人。現在も募集中。
 (富士宮支局・吉田史弥)

 

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