「かぐや姫」世界 舞踊や音楽で 富士山への畏怖交え舞台 SPAC俳優ら出演

 舞踊と音楽、演劇を融合した舞台の祭典「ふじのくにものがたり」(実行委主催)が23日、静岡市清水区の清水文化会館マリナートで行われ、富士山のかぐや姫伝説を題材にした「かぐや姫、霊峰に帰る」を上演した。

かぐや姫伝説を題材にした舞台に臨む出演者=静岡市清水区の清水文化会館マリナート
かぐや姫伝説を題材にした舞台に臨む出演者=静岡市清水区の清水文化会館マリナート

 東京五輪・パラリンピックに向けた県文化プログラムの一環。演出家の大岡淳さんが、舞踊やダンスを取り入れた舞台を想定して脚本を書き下ろした。歌唱や演奏も組み合わせた演出は、県内で活躍する合唱団やプロ奏者によるアンサンブルが支えた。
 栄華を極めるみかどが、夢に出てきたかぐや姫に心を奪われる物語。みかどの命令を受けて姫の居場所を探す将軍や、姫を守ろうとする村の人たちのやりとりを、富士山への畏怖を交えて描いた。
 人間に立ちはだかる山の精たちの王は、義足のダンサー大前光市さんが演じた。かぐや姫役のSPAC俳優宮城嶋遥加さんは「富士山かぐや姫ミュージアムやゆかりの神社などを訪ねて世界観を膨らませた。皆さんの心にある富士山に奉納するつもりで舞台に立った」と話した。
 祭典では県ゆかりの歌曲に合わせた踊りの舞台も上演。「ちゃっきり節」「森の水車」などのステージが来場者を楽しませた。
 (文化生活部・宮城徹)

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