突風 静岡県内120棟超被害 牧之原は「竜巻可能性」痕跡、帯状に

 静岡県内で突風が発生してから一夜明けた2日、牧之原市や菊川市、沼津市で建物計123棟の被害が明らかになった。電柱倒壊や車両横転のほか、農作物の被害も確認された。静岡地方気象台は、最も被害が大きかった牧之原市布引原地区で発生した突風について「竜巻の可能性が高い」と発表した。

竜巻とみられる突風の影響で損傷した家屋の屋根や倒されたトラック。茶畑の上に屋根の一部などが吹き飛ばされていた=2日午前、牧之原市(静岡新聞社ヘリ「ジェリコ1号」から)
竜巻とみられる突風の影響で損傷した家屋の屋根や倒されたトラック。茶畑の上に屋根の一部などが吹き飛ばされていた=2日午前、牧之原市(静岡新聞社ヘリ「ジェリコ1号」から)
大きな被害を受けた建物や車など
大きな被害を受けた建物や車など
竜巻とみられる突風の影響で損傷した家屋の屋根や倒されたトラック。茶畑の上に屋根の一部などが吹き飛ばされていた=2日午前、牧之原市(静岡新聞社ヘリ「ジェリコ1号」から)
竜巻とみられる突風の影響で損傷した家屋の屋根や倒されたトラック。茶畑の上に屋根の一部などが吹き飛ばされていた=2日午前、牧之原市(静岡新聞社ヘリ「ジェリコ1号」から)
被害のあったエリア/突風の進行ルート
被害のあったエリア/突風の進行ルート
竜巻とみられる突風の影響で損傷した家屋の屋根や倒されたトラック。茶畑の上に屋根の一部などが吹き飛ばされていた=2日午前、牧之原市(静岡新聞社ヘリ「ジェリコ1号」から)
大きな被害を受けた建物や車など
竜巻とみられる突風の影響で損傷した家屋の屋根や倒されたトラック。茶畑の上に屋根の一部などが吹き飛ばされていた=2日午前、牧之原市(静岡新聞社ヘリ「ジェリコ1号」から)
被害のあったエリア/突風の進行ルート

 牧之原市では倉庫や車庫など3棟が全壊し、家屋など88棟の屋根が剝がれたり窓ガラスが割れたりする被害が出た。電柱16本が倒壊、車両5台が横転した。布引原地区では建物の屋根のがれきが茶園約15ヘクタールに散乱し、停電の影響で茶工場の製造ラインが停止した。同市勝田、坂部地区でもイチゴなどのビニールハウスが損壊した。菊川市や沼津市でも家屋などが一部損壊した。
 電柱倒壊や電線の断線の影響で、県中西部では最大約3200戸が停電した。沼津市や三島市など県東部でも約2100戸の停電があった。
 気象台によると、牧之原市布引原地区では突風の被害や痕跡は帯状に分布していた。活発な積乱雲の通過や「ゴーという音が移動した」との複数の証言などから、竜巻の可能性が高いと判断した。風速約55メートルと推定され、風の強さを示す基準の「日本版改良藤田スケール」では6段階のうち上から4番目の「JEF2」に当たる。気象台は「これほどの規模の大きさは県内では非常に珍しい」と分析する。

SNSでシェアするSHARE

いい茶0