夕闇の野外劇 「三文オペラ」開幕飾る SPACせかい演劇祭

 静岡県舞台芸術センター(SPAC)の「ふじのくに←→せかい演劇祭」が24日、静岡市葵区の駿府城公園で始まった。開幕を飾ったのは、イタリア出身のジョルジオ・バルベリオ・コルセッティ氏の演出による野外劇「三文オペラ」。新型コロナウイルス禍の下で2回目の開催となった今年は作品数を絞って日本人を中心に上演する。5月5日まで。

「三文オペラ」で開幕した「ふじのくに←→せかい演劇祭」=静岡市葵区
「三文オペラ」で開幕した「ふじのくに←→せかい演劇祭」=静岡市葵区

 約220人が観劇した。宮城聰芸術総監督は「あらゆることがリモートで可能になったが、生の人間との関わりでしか得られない心の栄養がある。演劇人としてその機会を提供できれば」と上演の意義を語った。
 「三文オペラ」はドイツの劇作家ブレヒトの代表作。ロンドンの貧民街を舞台に、起業家の娘と犯罪王との結婚にまつわる物語を展開する。イタリア演劇界を代表する演出家で大作オペラも手掛けるコルセッティ氏はオンラインで稽古に参加した。
 25日は同じ作品を、28日からは静岡市駿河区の舞台芸術公園でSPACの新作「おちょこの傘持つメリー・ポピンズ」を上演する。
 期間中の5月2日からは、ふじのくに野外芸術フェスタの一環として、昨年中止になった「アンティゴネ」も駿府城公園で上演する。
 問い合わせは、SPACチケットセンター<電054(202)3399>へ。
 (文化生活部・遠藤竜哉)

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