静岡県内の暴力団員 2020年末980人、過去最少 資金難要因か

 静岡県内の暴力団の構成員と準構成員は2020年末現在、前年より75人少ない約980人となり、過去最少を更新した。取り締まり強化や暴力団排除の機運の高まりで資金獲得活動が難しくなり、組織を離脱する動きが進んでいることが要因とみられる。
 県警によると、構成員は前年比55人減の約385人、準構成員は20人減の約595人だった。主な指定暴力団の組織別では山口組が約680人と約7割を占め、稲川会が約215人、神戸山口組と絆会が約20人。2004年をピークに減少傾向が続いている。
 県警は20年、前年よりも3人多い103人の暴力団員を摘発した。無登録の上、法定金利を超える利息で金を貸し付ける「ヤミ金」を営んだとして稲川会東一家の総長を貸金業法違反と出資法違反などの疑いで、暴力団が使用する目的を隠して不正にアパートの賃貸借契約を結んだとして山口組国領屋一家の総長を詐欺の疑いでそれぞれ逮捕するなど、指定暴力団の2次団体トップの摘発も進めている。
 県警組織犯罪対策課の担当者は「企業や各業界の暴排の取り組みが強化し、機運が高まっている。引き続き、組織の弱体化を進める」と話している。

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