変異株、陽性率上昇40%超 静岡県内、直近1週間【新型コロナ】

 静岡県は22日、県内で新たに18人が新型コロナウイルスの変異株検査で陽性だったと発表した。1日の発表数として最多で、県内の広い範囲で確認された。県内の直近約1週間の変異株陽性率は40%超に上昇。県健康福祉部の後藤幹生参事は、人の動きが増える大型連休を念頭に「感染の広がりを非常に懸念する。感染力の強い変異株への置き換わりをいかに遅らせられるかだ」と述べ、会話や飲食の際のマスク着用を改めて呼び掛けた。

静岡県内の変異株の陽性者数と陽性率の推移
静岡県内の変異株の陽性者数と陽性率の推移

 県によると、18人は21日の変異株PCR検査で陽性になり、今後変異株感染を確定するゲノム解析を行う。保健所別では東部と御殿場が各5人、西部4人、富士3人、中部1人。
 うち10人は3件のクラスター(感染者集団)関連。クラスターは御殿場市の自衛隊板妻駐屯地、裾野市の高齢者施設、居住地が広域にまたがるスポーツが趣味の人の集まりで、県はいずれも変異株による集団感染とみている。
 残り8人のうち2人は感染経路が不明。18人の濃厚接触者は全員検査済みで、当該患者から変異株が広がる恐れは低いという。
 県によると、直近1週間の変異株陽性者は34人。検査した81人に対する陽性率は42%で「全国と同水準」という。変異株陽性者数と変異株陽性率は前週の28人、36・8%、前々週の15人、22・7%から上昇を続けている。
 新型コロナ感染者に占める変異株の検査率は現在、6割程度。
 (社会部・河村英之)

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