農業の感動、ポップに描く 牧之原の岩本陽子さん個展開催

 トラクターを操縦しての田植え作業、トウモロコシ畑で見掛けた鳥の巣など、牧之原市のイラストレーター岩本陽子さん(44)が、農作業時の感動を描いた「とよあしはらみずほのくに展」を5月6日まで、同市中の古民家カフェ「とこ十和」で開いている。

田植えやレタスの収穫など、農業の感動をユーモラスな視点を交えて描いた岩本陽子さん=牧之原市中の「とこ十和」
田植えやレタスの収穫など、農業の感動をユーモラスな視点を交えて描いた岩本陽子さん=牧之原市中の「とこ十和」

 3年前から同市内の農場で働く岩本さん。「ハンドルから伝わる田植えの振動に驚いた。畑の中で見る景色は、道端からの眺めとは全く違っていた」。牧之原台地の茶畑や伊豆のワサビ田など、県内各地の特産品がつくられる現場も描くようになった。
 それぞれの作品に、ユーモラスな描写がさえる。青海波模様のふすま紙には、レタス畑の畝を連ねる。作業にいそしむスタッフたちがいつのまにかサーファーに。三ケ日みかんの摘果風景は、1本の木に何人もの手が伸びる様子を、後光が差す女性シンガーの華やかなステージに例えた。
 「農業は体力勝負だが、それ以上の収穫が得られる。全身で風を感じ、皆で『あと何ケース!』と大声で掛け合うのも楽しい。県内の農業の姿をこれからも描いていきたい」と語る。
 (文化生活部・岡本妙)

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