富士山麓にグランピング施設オープン 少人数制、宿泊型エコツアーを提案

 富士山麓の魅力を生かしたワーケーション推進に向けた動きが広がる富士宮市に3月下旬、持続可能な社会づくりを学べる少人数制プライベートグランピング施設「マウントフジ里山バケーション」がオープンした。国内外でエコツーリズム開発支援を手掛ける一般社団法人エコロジック(新谷雅徳代表)が設立し、富士山麓を拠点にした宿泊型エコツアーを提案している。

人里近くの山あいにオープンしたプライベートグランピング施設=富士宮市狩宿
人里近くの山あいにオープンしたプライベートグランピング施設=富士宮市狩宿

 同市狩宿の人里が広がる山あいに立地する同グランピング施設。敷地内から農作業をする姿が見えるなど地元住民の生活がそばに見えるのも特徴の一つ。新谷代表は「宿泊も全てがツアーの一環。里の中で宿泊を通じた体験が提供できれば」と思いを込める。
 施設は1日1組限定の貸し切り。富士山を一望できるラウンジ棟やベルテント内は世界各国の工芸品が彩る。高級感あるシャワールームのほかWi-Fi環境も整う。世界各国でエコツーリズム開発や環境教育の実績がある専門スタッフによるこだわりのエコツアーは、E―BIKEでの散策や富士山トレッキング、有機野菜の収穫体験を用意している。
 現在は企業からワーケーションの引き合いが出ている。同市が首都圏企業の社員を招いたワーケーションのモニターツアーでも利用された。ウエディングの計画も進んでいるほか、コロナ後にはインバウンド需要を見据える。新谷代表は「富士山の無形文化価値をここから伝えたい。観光を通じてSDGsを感じてもらえる場にしていけたら」と語った。
 (富士宮支局・吉田史弥)

いい茶0
メールマガジンを受信する >