日本プラスト コア技術伝承、円滑に 新制度制定、評価を適正化

 日本プラストは4月、持続的成長に欠かせない社内技術の承継を円滑に進めるため、新たな技術伝承制度を制定した。合成樹脂の製造・加工で独自性のある技術を「コア技術」として可視化し、伝承者や継承者の取り組みをより適正に評価する仕組みを整えた。

樹脂素材の性能分析を若手に教えるベテラン専門職=富士宮市山宮の日本プラストマテリアルR&Dセンター
樹脂素材の性能分析を若手に教えるベテラン専門職=富士宮市山宮の日本プラストマテリアルR&Dセンター

 これまで属人的な取り組みになりがちだった手法を改めた。まず社内技術のうち、ベテラン専門職が若手に伝承すべきコア技術を選抜し、それぞれを定義明文化した。さらに定量的な評価基準も決め、業務観察や実技試験などを通じて技術継承の進展度合いを測れるようにした。
 人事制度にも組み込んで社員個々の習得技術の高さに応じ、職位とは別に「継承候補者」「継承者」「伝承者」といった称号を与える。すでに開発部門などに先行導入し、若手が素材の性能分析などのスキルを高めている。今後は他の部門にも順次広げていく計画という。
 時田孝志執行役員は「技術伝承を急ぐだけでなく、社員のやる気を高め、技術のさらなる進化や新たな価値創造につなげたい」と語った。

SNSでシェアするSHARE

いい茶0