男児買春防止へプロジェクト始動 静岡県立大生、カンボジア支援

 静岡県立大(静岡市駿河区)の学生でつくる国際協力団体「静岡学生NGOあおい」が、カンボジアの現地NGOと提携し、男児の買春被害防止につなげるプロジェクトを始動させた。メンバーは「自分たちにできることを全力で取り組み、被害に遭う子どもを生まない環境をつくりたい」と意気込む。

プロジェクトについて話し合うメンバー=3月中旬、静岡市駿河区の県立大
プロジェクトについて話し合うメンバー=3月中旬、静岡市駿河区の県立大


 あおいは2004年に発足し、アジアの子どもたちが幸せを実現できる社会環境づくりを目指している。これまでに国連の「子どもの権利条約」の内容の周知を図るプロジェクトなどを行い、実践を通して国際協力に関わる若者の人材育成を担っている。現在は17人で活動する。
 カンボジアの児童買春問題を勉強したり、現地視察を重ねたりする中、男児の買春被害の現状を知り、プロジェクトを立ち上げた。被害者が自身の体験を語る映画の上映や学校への啓発資料の配布、SNSを使った情報発信などを行う。性的搾取の問題や子どもの権利、教育の重要性などの認知を向上させることで予防につなげる。
 今年1月にカンボジアでも珍しい男児の性的搾取問題に取り組むNGO「ファースト ステップ カンボジア」とパートナーシップを締結し、現地での活動は同NGOに依頼する。プロジェクトは3年間の計画で、2月から世界遺産アンコールワットのあるシェムリアップ市で開始した。メンバーはオンラインで視察して、進捗(しんちょく)状況や効果などを確認する。
 代表の石川麻衣さん(20)は「女の子の被害が多いイメージだったので衝撃だった。認知度の低さから支援はほとんど行われておらず、取り組む必要性を感じた」と話す。
 現在あおいのホームページでサポーターを募集し、活動資金を募っている。半年2千円から。
 (東部総局・山川侑哉)

 

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