静岡人インタビュー「この人」 今井美智子さん 高精度放射線治療装置「ラディザクト」を導入した磐田市立総合病院の放射線治療科部長

 装置の特徴は、動く患部を追尾し、放射線を正確に当てる機能。正常部位への線量を抑え、負担を軽減できる。浜松医科大大学院(浜松市東区)修了後、国立がん研究センター東病院(千葉県)、浜医大病院などを経て2008年から現職。長野県出身。54歳。

今井美智子さん
今井美智子さん

 ―放射線科医を志した理由は。
 「『切らない』『傷を付けない』がん治療に魅力を感じた。入院せず、日常生活を送りながら治療できる。こうした医療に携わることができて良かったと改めて感じる」
 ―装置導入の経緯は。
 「身体機能や見た目の温存など、自身が重視する治療をより高い水準で実現したかったから。放射線医学は予想以上に大きく進歩している。患者が日常で経験する我慢を少なくしたい」
 ―治療環境への思い入れは。
 「病院の『怖い、暗い、冷たい』イメージをできる限りなくしたい。装置を置く部屋の天井には、熊野(ゆや)の長藤の写真を映すなど明るい雰囲気にした。患者の活力につながれば」
 ―抱負は。
 「地域がん診療連携拠点病院として、中東遠の他の病院と協力し、患者が気軽かつ便利に治療を受けられるようにしていきたい。行政や地域と連携した包括的支援も重要になる」
     ◇
 趣味は愛犬と遊ぶこと。
 (駒木千尋)

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