磐田、39歳草地市長 静岡県内首長最年少【ミニ統一選2021】

 11日告示された磐田市長選は、元市議で新人の草地博昭氏(39)以外に届け出は無く、無投票で初当選が決まった。無投票は2005年に現市が誕生して以降、初めて。草地氏は静岡県内の現職首長では最年少となる。

支援者から花束を受け取り、初当選を喜ぶ草地博昭氏=11日、磐田市今之浦
支援者から花束を受け取り、初当選を喜ぶ草地博昭氏=11日、磐田市今之浦

 地盤の旧磐田市南部や体協、市議時代の人脈、産業界の各種団体、地元議員らが幅広く支援。他に候補者擁立模索の動きもあったが、実現しなかった。草地氏は「安心できるまち磐田」を掲げて子育てや産業振興、防災対策などを訴えた。
 無投票当選が決まると「新型コロナ、デジタル、人口減少などの変化にしなやかに対応し、安心して人が集まる磐田を実現させる。4年間全力で取り組む」と決意を語った。

 【解説】真価問われる行動力、対話力
 磐田市長選で草地博昭氏(39)が無投票で初当選を果たしたのは、市政に変化を求める幅広い支援者による態勢が出来上がったためだ。新型コロナ対策を手始めに、人口約17万人のトップを託された草地氏の行動力、重視するという対話力の真価が問われることになる。
 当初3期目の現職との選挙戦の構図が予想されたが、昨年末、19年の市の不祥事なども踏まえて現職が退任を表明。その後の候補者擁立の動きが限られたほか、出馬意向を明らかにしていた草地氏の支援に地元県議、市議会の現職議員らの支援も広がり、無投票の流れが出来上がった。
 遊説では「新しい磐田」「未来を創(つく)る」との言葉を強調したが、対抗馬不在で有権者に消化不足感は残った。市の成長に必要な産業創出や防潮堤早期整備など、まずは政策ビジョンを市民に具体的に提示することが求められる。
(磐田支局・山本雅子)

 ■磐田市長の略歴
 草地博昭氏(くさち・ひろあき) 磐田市出身。JR東海社員、市体育協会(現市スポーツ協会)事務局長を経て、2013年の市議選で初当選。20年12月まで2期務めた。市陸上競技協会長。豊田高専卒。千手堂。

 

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