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特集 : NEXT特捜隊

あの人に聞きたい/整理収納のプロ 西川明美さん(沼津市)【NEXT特捜隊】

 「コロナ禍をきっかけに自宅で過ごす時間が増えました。部屋で快適に過ごすための整理のこつを教えてもらえたら…」

西川明美さん(沼津市)
西川明美さん(沼津市)


 静岡県東部で会社を経営する男性から、「整理収納のプロ」西川明美さん(63)=沼津市=への「聞きたい」が寄せられた。西川さんは主婦の目線で企業や個人に整理収納のこつを伝授。全国の片づけのプロを表彰する大賞の初代に輝いた実績を持つ。指導した企業の業績が向上した事例もあるという。西川さんを訪ねた。

 ■整然とした職場に衝撃
 2008年に整理収納アドバイザー1級を取得しました。当時アルバイト先だった企業で、整理収納が行き届いた環境を見たことがきっかけです。不要な物が一切なく、棚には名前が付いていて、全ての物に戻す場所が決まっているという徹底ぶりでした。その光景に衝撃を受けて、見よう見まねで、自宅や別のアルバイト先に取り入れました。
 探す時間が減り、本来やりたい仕事や趣味に集中できる。快適な環境作りの手助けになることへの喜びから、「他にも困っている個人や企業を助けたい」という思いを抱くようになりました。もともと、幼い頃から整理は得意だったことも相まって、整理収納のプロになろうと決意しました。

 ■大事な物選択 少しずつ
 整理収納は「自分にとって大事な物を探す」という視点で取り組んでほしいです。どれだけ好きか、どれだけ使うか、を考えながら手放す物を選んでいきます。好きでもないアイテムは、手放しましょう。もったいないと思うかもしれませんが、空間を無駄にする方がもったいない。
 使わないから捨てましょう、とは言いません。使わないけど大事な物もあります。「物を少なくすること」が片付けの目的ではありません。
 自宅で実践するにも、どこから手を付けていいか悩むでしょう。まずは、ハンカチ、ボールペンなどアイテムごとに取りかかりましょう。1カ所に集めて、選び、しまう。小さな達成感を積み重ねていくことが大事です。

 ■暮らしを整え 楽しむ
 「ものづくり」が大好きです。趣味はナチュラルクラフト。ワークショップで、かごや正月飾りの作り方を教えています。どんなにすてきな物も飾るところが整然としていない空間では台無しです。
 子どもの頃、好きだった科目は図工と家庭科。洋服、手ぬぐいシャツ、マスク。何でも自分で作ります。物に対するこだわりが強く、自分が好きな物しか買いません。適した物が無ければ、自分で作ってしまいます。仲間同士の合言葉は「買ったら負け」。
 自分の好きな物だけに触れて生きていきたい。暮らしを楽しむためには、暮らしを整えるところから始める。自分の携わっている整理収納と、どこかつながっていますね。

 <profile>
 にしかわ・あけみ 「片づけ大賞」で2014年法人部門で初代大賞。16年に奨励賞。マスターライフオーガナイザー、オフィス環境診断士、ほめる達人検定3級と多数の資格を取得。県東部の企業や個人の片付けをサポートしている。講演やセミナーも定期的に開催し、受講生は延べ3200人。沼津市出身。

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