静岡人インタビュー「この人」 高柳敬将さん 県茶業青年団長に就任
45歳以下の県内若手茶商でつくる団体トップ。牧之原市で茶の製造・販売を手掛ける高柳製茶の4代目。43歳。

-どんな団体か。
「68年目の歴史ある集団で、団員は73人。昨年は新型コロナウイルス感染拡大で活動が制限されることが多かったが、アイデアと努力でお茶の未来を開くことができる。消費拡大に取り組み、未来へお茶をつなぐことが使命だ」
-意気込みを。
「新しい生活様式に対応して、SNSやリモートなどを活用した消費拡大イベントなどに積極的に取り組まないといけない。団員と意見を出し合い、切磋琢磨(せっさたくま)しながら、静岡茶の魅力を伝えていきたい」
-好みのお茶は。
「地元の牧之原の深蒸し茶が一番。苦みや青みが少なく、マイルドさが特徴だ。一般の消費者からも静岡茶の需要はあるが、手軽に飲めておいしいペットボトルの静岡茶飲料も人気が依然として高い」
-取り組みたいことは。
「昨年、コロナ禍に対応する医療機関への寄付を目的としたチャリティーシールを青年団で取り扱い、消費者が茶商品を購入すると1枚につき10円を寄付する取り組みを展開した。今年は企画をより磨き上げ、茶の消費拡大につながる事業を展開していきたい」
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趣味はゴルフ。