熱海・初島に水供給 延長6700メートルの海底送配水管敷設 継ぎ目なし“一本もの”

 熱海市は10日、静岡県内唯一の有人離島である初島地区に水を供給する「海底送配水管」の敷設替え工事の現場を公開した。海底送配水管は延長6700メートルで継ぎ目のない〝一本もの〟。特殊台船の巨大リールから海底に垂らして敷設する。関連工事を含め、本年度内の完工を目指している。

初島と本土を結ぶ海底送配水管の敷設替え工事が行われる現場=熱海市の初島沖
初島と本土を結ぶ海底送配水管の敷設替え工事が行われる現場=熱海市の初島沖
現場を視察する吉徳副市長(左)=熱海市の初島沖
現場を視察する吉徳副市長(左)=熱海市の初島沖
初島と本土を結ぶ海底送配水管の敷設替え工事が行われる現場=熱海市の初島沖
現場を視察する吉徳副市長(左)=熱海市の初島沖

 海底送配水管は初島の住民200人と宿泊観光施設に飲み水や生活水を届ける重要な社会基盤で、既設管が整備された1980年以来の更新となる。新設管は既設管と比べ25ミリ太い150ミリ口径を採用し、500人だった給水能力が1200人に向上する。初島第2漁港と本土の網代地区を接続し、南熱海を流れる宮川の浄水場から送水する。
 海上の特殊台船を用いた敷設替え工事は今月5日に始まった。作業員60人が初島側から海底送配水管を延ばす作業を着々と進め、事業全体の36%に当たる2460メートルにまで達した。今月下旬にも網代側に到達する見通し。敷設後の管を防護する海底工事や消波ブロックの設置、通水試験などを経て供用を開始する。
 工事請負業者は三井金属エンジニアリング(東京)で、工事契約額は税込み16億7200万円。
 現場を視察した吉徳光男副市長は「水はインフラの中でも特に大事。安心安全の水供給に向け、早期に対応したい」と話した。

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