起業家育成「オール静岡で」富田社長が講演 21世紀倶楽部、浜松で例会

 静岡新聞社・静岡放送21世紀倶楽部の5月例会セミナーが29日、浜松市中央区のプレスタワーで開かれ、同市出身でオンラインメディア事業などを手がけるイノベーション(東京)の富田直人社長が、起業と株式上場の経験談や「ベンチャースピリッツ日本一」の県を目指した起業家支援の取り組みを紹介した。

起業の経験などを語るイノベーションの富田直人社長=29日午後、浜松市中央区のプレスタワー
起業の経験などを語るイノベーションの富田直人社長=29日午後、浜松市中央区のプレスタワー

 富田社長はリクルート退社後の2000年に起業し、法人営業支援の会社を立ち上げた。16年に東証マザーズ(現グロース)市場に上場した一方、掲げた理念が後回しになるなど経営の軸がぶれ、組織の低迷を経験した。自身を見つめ直す中で「成長機会を創り出し、人と組織の可能性を広げる」使命を再確認し、経営の変革につなげた経緯を語った。
 県内の若手起業家や経営者の育成支援組織「一般社団法人静岡イノベーションベース(SIB)」を20年に設立。富田社長は、会員の少人数グループで経験をシェアする「フォーラム」や経営者を招いた講演会といった活動の柱を説明した。「自分を成長させてくれる人がどれだけ周りにいるかだ」と仲間同士で刺激し合う重要性を挙げ、「30年までにベンチャースピリッツ1番の県にしたい。オール静岡で盛り上げたい」と呼びかけた。

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