森大介氏「生活者の苦悩、期待反映」【静岡県知事選 立候補者の横顔】

 静岡県知事選(9日告示、26日投開票)立候補者に、自身のプロフィールのほか静岡県への思いや、県政課題に対する主張、今後の抱負などを聞いた。

photo03 森大介(もり・だいすけ)氏 55歳 共産、新人
 30代からの9年間、党機関紙「赤旗」の記者として現場を踏んだ。当時議論になっていた静岡空港建設を巡り、野鳥の観察家や歴史家、作家らにインタビューし、「静岡空港は本当に必要なのかという視点からリアルな話を聞かせてもらった」。浜岡原発などについても取材に奔走し「県政の重大課題で県民の声を直接聞けるのは楽しみの一つだった」と振り返る。
 物事の本質に迫るために思い込みをなくし、自身の目で確認して判断する重要性を学んだ。川勝県政で議論されてきたリニア建設についても「『もう進んでいることだから』ではなく、県民の利益になるか、開発事業として適切かをいま一度考えるべき」と思考停止に警鐘を鳴らす。
 2013年参院選、15年県議選に出馬した。今回、9年ぶりの選挙に挑む。これまで聞きためてきた生活者の苦悩や期待を政治に反映し「県政を変えるチャンス」と意気込む。
 党県委員会を長年率いてきた山村糸子氏が3月に急逝し、県委員長の重役を引き継いだばかり。県組織トップの仕事をこなしながら、選挙準備も急ピッチで進めてきた。風雲急を告げた知事選に対し「個人で戦うというより、組織全体として県民の皆さんに訴えを広めたい」と表情を引き締める。
 妻と長男(25)の3人暮らし。映画鑑賞が趣味で、きっかけは喜劇王チャップリン。「楽天的に生きる人の姿や、貧しい者が報われる夢を作品から感じられる」

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