スズキ財団やらまいか大賞 塩路氏(京都大名誉教授)選出

 スズキ財団(理事長・鈴木俊宏スズキ社長)はこのほど、機械工業技術の発展へ優れた功績を上げた研究者を顕彰する第4回やらまいか大賞と同特別賞の贈呈式を浜松市中央区で開いた。大賞は京都大の塩路昌宏名誉教授(72)、特別賞は東京都市大の伊東明美教授(58)が選ばれ、鈴木理事長が表彰状を手渡した。

やらまいか大賞を受賞した塩路昌宏京都大名誉教授(左から2人目)と特別賞の伊東明美東京都市大教授(同3人目)=浜松市中央区
やらまいか大賞を受賞した塩路昌宏京都大名誉教授(左から2人目)と特別賞の伊東明美東京都市大教授(同3人目)=浜松市中央区

 塩路名誉教授は水素エンジンを皮切りに、エンジン燃焼研究を推進。高効率化や水素・天然ガス燃料の利用に貢献する新たな計測方法や燃焼モデル開発などで成果を上げた。17年度に財団の助成を受けた伊東教授は、環境負荷低減へエンジンのオイル消費メカニズムの解析研究を進め、水素エンジンにも研究範囲を広げた。女性技術者リーダーとしての活躍も評価された。
 塩路名誉教授は「やらまいかの精神が原動力になった。科学的知見を生かし、今後も社会の持続的な発展に貢献していきたい」と謝辞を述べた。鈴木理事長は「脱炭素化や交通事故防止など、自動車業界がこれまでとは比較にならない高度で複雑な課題解決が期待される中、優秀な技術者確保へ、わくわくする個性的な研究を奨励し援助していきたい」と語った。
 本年度の科学技術研究助成として、対象者55件(助成額1億1183万円)も発表した。

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