静岡県内で「出し子」勧誘か 清水一家組員が還付金詐欺疑い 静岡県警、事務所を捜索

 還付金詐欺の「出し子」グループの管理役などを務めたとして、静岡県警に電子計算機使用詐欺、組織犯罪処罰法違反、窃盗の疑いで逮捕された指定暴力団山口組清水一家組員の無職の男(32)=静岡市清水区高橋4丁目=が、現役暴力団員の立場や人脈を使って主に県内で出し子を勧誘した上、現金の払い出しなども県内で実行させていたとみられることが20日、県警への取材で分かった。

家宅捜索のため事務所前に集まった捜査員=20日午前9時55分ごろ、静岡市清水区庵原町
家宅捜索のため事務所前に集まった捜査員=20日午前9時55分ごろ、静岡市清水区庵原町
家宅捜索に入る捜査員=20日午前10時ごろ、静岡市清水区庵原町
家宅捜索に入る捜査員=20日午前10時ごろ、静岡市清水区庵原町
家宅捜索を終え事務所を後にする捜査員=20日午前11時ごろ、静岡市清水区庵原町
家宅捜索を終え事務所を後にする捜査員=20日午前11時ごろ、静岡市清水区庵原町
家宅捜索のため事務所前に集まった捜査員=20日午前9時55分ごろ、静岡市清水区庵原町
家宅捜索に入る捜査員=20日午前10時ごろ、静岡市清水区庵原町
家宅捜索を終え事務所を後にする捜査員=20日午前11時ごろ、静岡市清水区庵原町

 被害者にATM操作で振込送金させた直後、土地勘のある県内で払い出しなどをさせて効率的に窃盗行為などを重ね、多額を暴力団の資金源にしていた可能性がある。このグループによる被害額は20府県で約3千万円に上るとみられ、御殿場、清水両署と県警捜査4課は20日午前、同区の清水一家事務所を家宅捜索した。
 午前10時ごろ、捜査員約30人が事務所前に集まって正面玄関から入った。約1時間後、関係資料を入れたとみられる箱などを持って事務所を後にした。
 無職の男(32)と、同容疑で逮捕された組員の自称会社員の男(40)=裾野市稲荷=は2023年11月21日、既に起訴されている清掃業稲葉史高被告(39)=富士宮市中里東町=らと共謀し、神奈川県の60代男性宅に区役所や金融機関の職員を名乗って複数回電話をかけ、所得税の還付金を名目に同県内の金融機関に誘い出してATMを操作させ、現金約50万円を特殊詐欺グループが管理する口座に振込送金させるなどした上、沼津市内のコンビニ店でATMから現金を払い出した疑い。
 県警が特殊詐欺事件で県内の現役暴力団員を逮捕したのは3件目で、還付金詐欺では初。県警は20日、同容疑で無職の男(32)、自称会社員の男(40)両容疑者を静岡地検に送致した。

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