裾野市 浸水の大ホール改修へ 市民文化センター、26年度再開目指す

 2022年9月のスプリンクラー作動による浸水被害で利用を中止している裾野市民文化センター大ホールについて、同市は7日までに、改修工事を実施して利用を再開する方針を決めた。閉鎖を含め今後の方針を再検討し、市民や利用団体の要望を受けて存続を決めた。当初の計画から大幅に遅れるが、26年度中の運用再開を目指す。

スプリンクラーが突然作動した大ホールの舞台=裾野市民文化センター
スプリンクラーが突然作動した大ホールの舞台=裾野市民文化センター

 浸水被害の前から計画していたつり天井落下防止工事に加え、スプリンクラーと煙感知器、照明器具などを修繕し、グランドピアノを買い替える。総事業費は約3億5千万円の見込み。15日開会の市議会2月定例会に、設計費を盛り込んだ23年度一般会計補正予算案を提出する。
 大ホールは収容人数1200人で市内最大規模。当初は同344人の多目的ホールと同時期に改修工事を進め、ともに23年度中の再開を予定していた。多目的ホールは既に改修が終わり、供用を始めている。大ホールについて、市幹部は「市民の文化芸術活動の振興を図るため、なるべく早く再開したい」とする。
 浸水被害は管弦楽団「シンフォニエッタ静岡」(焼津市)の公演前に起きた。市は第三者の事故調査委員会を立ち上げたが、作動原因は特定されなかった。
 (東部総局・杉山諭)

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