多文化共生 劇場の役割は 静岡文化芸術大でフォーラム

 浜松市中区の静岡文化芸術大でこのほど、劇場施設の社会的意義を考えるフォーラム「多文化共生社会に向けて劇場は誰と何ができるのか」(同大多文化・多言語教育研究センター主催)が開かれた。劇場職員らによる意見交換会やワークショップなどを行い、多文化共生社会の実現のために劇場が担う役割について理解を深めた。

アートによる多文化共生の取り組みについて意見交換するパネリスト=浜松市中区の静岡文化芸術大
アートによる多文化共生の取り組みについて意見交換するパネリスト=浜松市中区の静岡文化芸術大

 意見交換会は県内外のアートマネジャーを招き「アートを通した多文化共生の取り組み」をテーマに行った。県舞台芸術センター(SPAC)の仲村悠希さんは、戯曲を多言語で読むイベントや、やさしい日本語によるアナウンスなどの試みを紹介。「多様な人に足を運んでもらおうと実施している取り組みが、新しい楽しみ方を共有できる機会にもなっている」と述べた。
 芸術の視点から現行の多文化共生を見直し、新たな価値観を創造することを目指して初めて開催した。磐田市の外国にルーツを持つ若者らで結成したラップグループ「GREEN KIDS」のパフォーマンスや、SPACの太田垣悠さんによるダンスのワークショップも行われた。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞