むかわ竜(北海道)白亜紀末に生息、花粉化石で年代特定 静大など発表 

 静岡大などの研究グループは6日、20年前に北海道むかわ町で恐竜カムイサウルス(通称「むかわ竜」)の化石が発見された地層周辺で発掘された被子植物の花粉化石を調べた結果、この恐竜が白亜紀の最末期のマーストリヒチアン期(約7200万年前~約6600万年前)に生息していたことが明らかになったと発表した。

6日に公表されたカムイサウルスと被子植物のイメージ図(服部雅人氏提供)
6日に公表されたカムイサウルスと被子植物のイメージ図(服部雅人氏提供)

 むかわ町で記者会見した静岡大のルグラン・ジュリアン助教によると、カムイサウルスが見つかった地層付近で複数の被子植物の花粉が見つかった。いずれも生息年代は白亜紀最末期で、同じ白亜紀で一つ前の時代となるカンパニアン期(約8350万年前~約7200万年前)に絶滅した植物の花粉は含まれていなかった。
 発見された被子植物の分布から、これらの花粉やカムイサウルスは大陸から海に流れ、化石化したと考えられる。ジュリアン助教は「カムイサウルスはたくさんの花が咲いていた時代に生息していた」と話した。
 カムイサウルスは2003年に、むかわ町の内陸部にある穂別地区で見つかった。頭から尾部まで全長8メートル、体高約4メートルと推定される。全身の8割を超える骨格が確認され、全身として国内最大。19年には、新発見の種と判明し、学名「カムイサウルス・ジャポニクス」と命名された。

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