日中友好担う人材育成で意見交換 静岡県と清華大がフォーラム

 静岡県はこのほど、中国・清華大と連携したフォーラム「富士山コンファレンス」を静岡市駿河区のグランシップで開いた。両国の有識者が集い、友好交流を担う人材育成について事例発表や意見交換を展開した。

日中の有識者が登壇したパネルディスカッション=静岡市駿河区のグランシップ
日中の有識者が登壇したパネルディスカッション=静岡市駿河区のグランシップ

 県立大学の尾池和夫学長をはじめ両国の教育者5人によるパネルディスカッションでは、日中の友好交流に向けた有効な方策について、農業や歴史などそれぞれ専門分野の視点から討論を交わした。「日中が協力して人材育成するために必要なことは」というテーマには「対面で学ぶことの利点をアピールし両国が留学生を増やす」「共同研究などを通して教育者同士の交流も活発にする」といった意見があがった。
 同フォーラムは、日中平和友好条約の締結45周年を記念した企画。川勝平太知事による記念講演も行われた。

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