VR活用 地方に可能性 都内企業社長が浜松で解説

 静岡理工科大(袋井市)はこのほど、「地域創成フォーラム」を浜松市中区のホテルで開いた。仮想現実(VR)事業を手がけるアルファコード(東京都)の水野拓宏社長が「VRとメタバース技術が切り開く日本の未来」と題して特別講演した。

VR技術の可能性について力説する水野社長=浜松市中区
VR技術の可能性について力説する水野社長=浜松市中区

 水野社長はVR技術により、操作手順などを現場にいるような感覚で学べることなどから「体験や経験をデジタル化し、インターネット経由で発信ができる」と強みを説明。さまざまなツールがそろう都心と比較し、「地方の方がVR技術の利活用が進む土壌がある」と可能性を強調した。
 VR技術を活用した中学生向けの教材開発や、登場人物と同じ目線で鑑賞が楽しめるミュージカルなどの事業も紹介した。
 フォーラムは県西部を中心とする企業や同大の関係者ら約100人が参加した。同大の活動紹介や、教員らの研究発表も行った。

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