御前崎市が企画財政部、こども未来部新設へ
御前崎市は20日、2024年度から市行政組織の機構改革として企画財政部とこども未来部を新設する案を市議会全員協議会で示した。市民ニーズの多様化や柔軟なまちづくりに対応するため、庁舎内組織を現行の5部署から7部署に細分化する。組織再編に関する議案を12月定例会に提出する。
市によると、総務部の企画政策、エネルギー政策、財政の3課をまとめて新たに企画財政部を設置する。浜岡原発の立地交付金などの財源を活用し、実効性ある政策展開を目指す。
こども未来部は国の児童福祉法改正に伴い、努力義務とされているこども家庭センターの設置に対応。子育てや幼児教育環境の支援体制を強化する。市民の高齢化も踏まえ、市民生活部には後期高齢者医療係も設置する。
鈴木雅美総務部長は「社会や市内の構造変化に対応していきたい」と述べた。