湖西市新居町「バッテリーロード」開通祝う 全長2キロ、新たな南北軸
湖西市は30日、国道1号浜名バイパス大倉戸インターチェンジ(IC)と市中心地を南北に結ぶ都市計画道路「大倉戸茶屋松線」(通称・バッテリーロード)の開通式典を、同市新居町で行った。約60人の関係者が出席し、トヨタ自動車の子会社プライムアースEVエナジー(PEVE)が整備中の新居工場や、新居鉄工団地に接続する新たな道路の完成を祝った。
開通区間は延長約2キロの片側1車線の道路で、整備事業費は約27億円。式典では関係者がテープカットを行い、影山剛士市長は「PEVEで生まれた車載用バッテリーが世界に旅立つ最初の道になる。地域に親しまれ、市の持続可能な発展につながることを願う」とあいさつした。遠州新居手筒花火保存会が手筒花火52本を披露し、完成を祝った。
式典に合わせたイベントには親子連れ約50組が参加して徒歩で道路を散策したほか、建設中のPEVE新居工場を見学した。
道路は30日午後3時に供用を開始した。
(湖西支局・杉崎素子)