静岡県内のメインバンク 静岡銀行首位 取引社数調査、信金の増加目立つ

 東京商工リサーチが実施した企業のメインバンク調査によると、静岡県内のメイン取引社数は静岡銀行がトップの1万7052社で、シェアは39・28%と高水準を維持した。昨年4位のしずおか焼津信用金庫は僅差で清水銀行を上回り、3位に浮上。島田掛川信金(151社増)や三島信金(52社増)など、信金の増加が目立った。

金融機関の静岡県内メイン取引社数ランキング
金融機関の静岡県内メイン取引社数ランキング

 静岡銀のシェアは中部地区2位(8・82%)、全国11位(1・17%)。地銀などの統合が各地で進み、銀行持ち株会社も含めた順位は静岡銀を傘下とするしずおかフィナンシャルグループが14位だった。
 県内2位は浜松いわた信金(取引社数4505社、シェア10・38%)で、しずおか焼津信金(3031社、6・98%)、清水銀(3020社、6・96%)、三島信金(2425社、5・59%)と続いた。
 メガバンクの県内最高位は三菱UFJ銀の14位。上位15金融機関のうち前年からシェアを拡大したのは6金融機関で、いずれも信金だった。県外で法人取引が多いスルガ銀は6位。
 調査は東京商工リサーチのデータベースに登録されている企業の3月末時点のメインバンクを集計・分析した。
 (経済部・金野真仁)

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