台風15号 23日で被害1年 川や道路の復旧、道半ば

 昨秋の台風15号に伴う豪雨災害から23日で1年。静岡県内は広範囲で浸水害や土砂災害に見舞われ、災害関連死を含めて6人が死亡した。河川や道路などの公共土木施設の被害は562カ所に上り、台風1回の被害としては平成以降で最大規模となった。県管轄施設で8月末までに本復旧が完了したのは55カ所。元通りの生活に戻れていない人も一定数いて、復旧や生活再建は道半ばにある。
 県によると、河川の護岸崩壊や道路の陥没などの被害は県管轄施設で329カ所、市町管轄で233カ所確認された。復旧費は計約270億1220万円。県管理では本復旧完了を除く218カ所で工事が進められている。残りの56カ所は工事契約が完了しておらず、未着手となっている。
 昨秋に続いて今年6月の台風2号でも堤防が決壊した磐田市の敷地川では8月上旬から工事が始まっている。出水期が終わる10月中旬以降に本格的な護岸工事に入る見込み。
 台風15号の人的被害は、8月に静岡市が3人の災害関連死を認定し、計6人となった。県のまとめで、建物被害は全壊8棟、半壊2244棟、一部損壊198棟、床上浸水1976棟、床下浸水が2747棟。
 借り上げ型応急仮設住宅(みなし仮設)や公営住宅の利用者は減少しているが、依然として自宅を離れて暮らす被災者もいる。県によると、みなし仮設の入居者はピーク時に44世帯127人で、8月末時点では23世帯63人。公営住宅に一時入居しているのは9月15日現在、19世帯51人となっている。

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