藤枝の小学校給食に異物混入 スープ内に金属片

 藤枝市は12日、市立藤枝中央小で同日に提供された給食の鶏肉と野菜のスープの中に、スチールウールの破片とみられる金属片が混入していたと発表した。児童が口に入れる前に気付き、配膳済みのスープは全て回収された。同日時点で健康被害の報告はないという。混入の原因は調査中。

藤枝市立藤枝中央小の給食のスープの中に混入していた金属片(藤枝市提供)
藤枝市立藤枝中央小の給食のスープの中に混入していた金属片(藤枝市提供)

 市学校給食課によると、金属片は長さ約3センチ、幅約0・5ミリ。銀色で折れ曲がった形をしていた。1年生のクラスで見つかった。スープは市立中部学校給食センターで調理され、同校の約480食を含め、市内の小学校6校に計約2500食提供された。同校以外から混入の報告はなかった。同センターではスチールウールを調理と洗浄作業で使用していないが、在庫として所有しているという。
 市は13日の給食調理の前に、使用する厨房機器や器具、食缶、食器類などを市内の3カ所の給食センターで点検を実施する。安全を確認した上で給食を提供する。

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