静岡市、地域おこし協力隊 新たに3人委嘱
静岡市はこのほど、移住促進や中心市街地活性化に取り組む地域おこし協力隊員として新たに3人を委嘱した。星野晴香さん(26)、若林航也さん(27)、中林真希さん(56)で、いずれも首都圏から市内に移住する。

星野さんと若林さんは「都市型協力隊員」として首都圏での仕事を続けながら副業として隊員活動に従事する。企業のPR動画制作やシステムエンジニアの経験を生かし、首都圏の住民や企業に静岡市の魅力を伝える活動に取り組む。大手企業でシステムエンジニアとして勤務してきた中林さんは中心市街地への来訪者増加を図るイベントの企画などに関わる。
静岡市役所静岡庁舎で開いた委嘱状交付式で、星野さんは「静岡市は若者が流出している。地域の魅力を伝え、都内からの移住を促したい」と抱負を述べた。委嘱状を手渡した難波喬司市長は「外からの新鮮な目で地域の課題を見つめ、思い切り動いてほしい」と期待した。
協力隊員の任期は1年で、3年まで延長できる。現在活動している静岡市の隊員は7人になった。