起業人材育成へ新事業提案 静岡大とアイザワ証券 静岡で発表会

 学生らのビジネスプラン構築を支援する静岡大とアイザワ証券(東京都)の講座「起業・ビジネス人材育成ゼミ」のアイデア発表会がこのほど、静岡市葵区のコワーキングスペース「ココデ」で開かれた。大学のサークル探しを支援するサービスや公共トイレを有料化するなど独自のアイデアが提案された。

さまざまなビジネスプランが披露された発表会=静岡市葵区
さまざまなビジネスプランが披露された発表会=静岡市葵区

 合宿や講義を通じ新事業の案を5月から練ってきた同社社員と学生20人が9チームに分かれて発表。高齢者の生前整理に関する事業について発表した同大大学院1年の増田佑騎さん(22)は「アイデアの詰め方や組織構築の難しさなど多くを学べた」と話した。
 金融機関の関係者らで構成する講評者はそれぞれの案に対し、収益性や成長戦略などについて質問した。同社の真柴一裕常務執行役員は「事業を最後までやりきる経営者になってほしい。若い世代の起業を大学や金融機関が側面で支えたい」と強調した。
 各チームのアイデアは、10月に行われる「静岡ビジネスプランコンテスト」などに応募する。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞