リュウゼツラン25年ぶり開花 掛川

 掛川市西大渕のスズキ大須賀工場敷地内で21日までに、1998年の7月以来25年ぶりにリュウゼツランが開花した。正門から近い緑地「いこいの広場」で、高さ約6メートルに伸びた茎の上部の複数の房先に、黄色の花を咲かせた。“数十年に1度”の開花に巡り合わせた従業員の関心を集めている。

工場の敷地内で開花したリュウゼツラン=掛川市西大渕のスズキ大須賀工場
工場の敷地内で開花したリュウゼツラン=掛川市西大渕のスズキ大須賀工場

 四輪、二輪のアルミ製エンジン部品などの鋳造から機械加工までを手がける同工場は70年に操業開始し、翌年ごろ当時の従業員がリュウゼツランを植栽したとみられる。開花後は枯死するとされ、株分けしたリュウゼツランが育った。工場内の道路拡幅工事で3月に旧来の位置から10メートルほど離れた場所に移植後、5月ごろから徐々に茎が伸び始めて芽をつけ、従業員が今月17日に開花に気づいた。
 同工場で働く従業員は約400人。25年前の開花を記憶する従業員は数少なく、一斉メールで改めてリュウゼツランの存在と開花を知らせた。村田邦彦工場長は「歴史と同時に、植物の強さを感じる。従業員の絆の元になれば」と期待した。今回の開花後も株分けし、次回に継承するという。

 

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