スマホやネット 適切に利用を 静岡東高で講座
静岡東高(静岡市葵区)はこのほど、スマートフォン依存やインターネット利用時のトラブルをテーマにした教育講座を同校で行った。1、2年生約560人がデジタル機器の適切な利用法を学び、情報モラル向上への意識付けを行った。

インターネットの安全利用などを啓発するNPO法人イーランチ(焼津市)の松田直子理事長が講師を務めた。松田理事長は、迷惑動画拡散などを例に挙げ「法整備で情報発信者の特定が容易になった。ネットに『匿名』はなく、書き込みには責任が生じる」と強調。ネット利用の際は「人に迷惑をかけない」「自分のことは自分で守る」という点に留意するよう強調。正しい情報の見極め方についても説明した。
交流サイト(SNS)などでトラブルが生じた際は「一人で抱え込まず、まずは記録を残し専門家へ相談を」と呼びかけた。1年の佐藤柚理子さん(15)は「ネット利用の難しさを改めて感じた。利用時間の調節から始めたい」と話した。