芦川うららが世界選手権代表復帰 体操・全日本種目別選手権

 体操の世界選手権(9~10月・ベルギー)代表最終選考会を兼ねた全日本種目別選手権最終日は11日、東京・国立代々木競技場で決勝が行われ、男子は南一輝(エムズスポーツク)と千葉健太(セントラルスポーツ)、女子は芦川うらら(日体大、常葉大常葉高出)が代表に決まった。

女子平均台決勝 演技する芦川うらら=国立代々木競技場
女子平均台決勝 演技する芦川うらら=国立代々木競技場

 南は2021年世界選手権銀メダルの床運動を15・133点で5連覇し、14・783点で初優勝の跳馬と2冠を達成。初代表の千葉はあん馬と平行棒で4位、つり輪で5位。芦川は21年世界女王の平均台で4位だった。
 4月の全日本選手権と5月のNHK杯の成績も踏まえ、男女ともに5人で団体総合のチームを組んだ場合に貢献度の高い選手が選ばれた。男子で昨年の世界選手権個人総合銅メダルの谷川航と弟の翔(ともにセントラルスポーツ)は落選した。
 女子で既に代表入りしていた宮田笙子(順大)が跳馬で3年ぶり、渡部葉月(筑波大)が段違い平行棒で初の頂点。床運動は1年ぶりに競技復帰した杉原愛子(武庫川女大)が制した。男子の鉄棒は田中佑典(田中ク)が9年ぶりの日本一。
 

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